龍崎 副長 [他各位閲覧の事]

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尚、今後の青龍会の長期的視野に関する見解を含みますので、印字の上熟読下さい。

青龍会 三代目 総長

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第二次世界大戦敗戦年1945325日に設立(実体化)し、62年間、構成員及び関係者の生命保護を主軸とした水面下活動が繰返されてきたが、本年36日の作戦を最後に当面の危機を脱し、一応の段落と考える。

そこで、今まで数年間繰返、議論されてきた、「今後どう有るべきか?」という点を明確化し、関係各位の統一見解としなければ、個々に思う、青龍会の色が違い、再び、統一性に欠けた集合体と成る可能性がある。

当件に関しては私自身が中国、香港、韓国、台湾、ベトナム、カンボジア、マレーシア、タイを廻り、直接、現地担当者との会議に年単位の時を消費したが、結果として、総意を纏める事は極めて困難であると結論する。

各国各部署の発言を一言で纏めるならば、当然の事であるが、今まで自分の部署が遂行してきた、内容が、構成員にとっての青龍会であり、全体を見渡しているものでは無い。

これは組織保全から、設立当初に規定された掟の、各部署が横の連絡網を持ってはならない事各部の所在地を明かしてはならない事2が、良くも悪くも、作用したもである。

しかし、過去の具体的事例から判断し、この条項は多くの困難な局面から組織を保護してきたこともあり、今後も継続する結論である。

但し、巨任務が一応の終結を見た、現在、多構成員が、今後に関する不安を抱えている。

通常の人間の判断としては、全ての拘束から解放され自由の身に成れば、喜ばしい事であると考えるが、構成員の歴史を踏まえて考えると、数代にわたり只任務遂行有るのみの環境で生まれ、失敗は、、、教育されてきた人間にとっては、例え日本人の考えるところの連絡網や仲良しゴッコが無くとも、青龍会に所属している自体が人生であり、命である。よって組織の解体は人生の消滅と同じ事となる。この点は、先代が非常に心配した点であり、今更、私が話す事では無いが、議の展開上あえて、記す。

そこで、青龍会を部分公開団体に変更し、各構成員から見えるようにする方針が決定され、情報部門及び工作部門の要員が再結集されDATAS9として、再出発した経緯である。

いわば、精神安定剤的役割部署とも言える。

当初、大半を公開団体にする方針であったが、今日に至る活動内容からして、極めて困難であり、公開による透明化により発生する、内部政治的な障害の克服に、多大な処理能力を必要とする点がある。情けない話ではあるが、現青龍会には、内部政治の統合能力者が極めて不足しており、克服の可能性は非常に低いと計算せざるを得ない。

そこで公開割合は、概念的数字であるが0.1%程度に変更する。

0.1%であるが青龍会全能力の0.1%であるから、通常に考えれば、相当に巨大なものとなる。

この公開に関する内容は、今後に関する項と関係するので、別に記す。

 上記を踏まえて判断すると、現在建設中の新自由解放区(東南亜細亜展開本部)の役割は、身寄り無き関係者の永住型引退先と、通常の社会に向かう為の訓練施設、公開青龍会の実態施設、という3点が加えられる事になる。当然、SHELTER(緊急避難先)としての当初の役割は、継続する。この方針は自由解放区現場での同意は得られている。むしろ歓迎の方向である。

一般社会への広報としては、「熱帯環境と共存し、新しい人生を送る独立貿易農場!」とのイメージ展開が望ましいと考える。



2】青龍会の今後

(1)

青龍会は、組織史上、一般社会から距離を置いた存在であった為、構成員内に、組織の威光を誤った方向に解釈し、利用する者がいる。又、青龍会力と、自分の能力を同一視し、

「所属しているから凄い」的解釈を持つ者が存在する。

確かに、闇の組織力は、巨大な敵が出現した時には、大きな威力を発揮する。しかし、是は、各構成員の隠し弾で無くては成らない。日常、組織力を連用すれば、周囲に手法や弱点を解析され、真に必要とする時の対応能力低下を招く。

しかし又、必要以上に極秘扱いする必要も無い。

この両面のサジ加減を、どの様に徹底して行くかが、一つの課題である。

一斉通牒を出せば済むという内容で無い為、先ず、この概念を、近場から徹底し、関係者へ広めて行くしか、方策が無い様に感じる。

過去において、この点は自然と成立し、結果的に「沈黙の掟」的範囲に解釈されていた事柄であるが、近年、湾曲したように感じ、危惧する点である。この風潮は、特に先進国側で見受けられる。

 総長令を出すのであれば、絶対禁止事項以下3項目という事になると考える。

絶対禁止事項 

@私的組織力利用禁止、  A吹聴禁止、  B組織名称使用による無用威嚇禁止

世は、派手な動き回りの方が注目され易く、話が一人歩きを始めると、誇大になる。世間の人々が話し、膨らむ事は問題無いが、内部の人間が行った場合、時として「子犬ほど良くほえる」的見方をされる場合がある。

この場合は、先代や諸先輩方、老師方、死した同志の仕事や任務、名誉に傷を付ける事になる。

この時点で内部処罰問題が発生し、我々は嫌な決定を出さなければ成らなくなる。

私個人は、組織看板に対する考えは余り無いが、命賭けの活動を行い、亡くなっていった先輩方の名誉が傷つけられるならば、話は別である。この点の十分な配慮を願う

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この部分に関連する為、大陸側多構成員の持つ「青龍会とは?」の認識を記して置く。

先ず大前提として、青龍会構成員としての立場は、極普通であり、当り前の事であり、決して気張ったり、肩を張ったものでは無い点である事をあげておく。

当然、多構成員が暮らしを立てる為の仕事(生業:ナリワイ、シノギ)を持っている訳である。

この点を前提に、青龍会とは何ですか?、青龍会構成員とは?、に類する質問を行い、素早く答える、内容を、近い日本語で表記すると以下の8項目の範囲である。

@所属していれば、又は一緒に居れば困った時に何とかなる。

A構成員同士で仕事をすれば、裏切られたり、騙されたりする心配が無い(低率)ので、安心して、仕事に集中できる。

[背景:大陸では、人に、騙される、詐欺、殺される等が頻繁に発生する背景がある]

B構成員同士で問題が発生した場合は、本部や上部、仕切り役、兄貴分等が問題の処理に当たってくれるので、安心できる。

[背景:大陸では警察に訴え出た場合、賄賂を支払わないと、真剣に取上げて貰えない。又は門前払いされる。警察や裁判所、役場は、力の有る者、金持のみのモノである。四民平等が無いのであるから当り前である。]

C構成員の集まり(集会、飲み会、お茶、宴会、Meeting等等)の時、外国の話や新鮮情報、有益話、

廻仕事話、高利益Business話、等等が聞ける。

D構成員識字者に、手紙や書類を無料で書いてもらえる。

[背景:識字率100%で無い展開地域が大半である]

E銀行口座の作り方や、役場の手続を教えてもらえる。

[背景:役場、銀行等に一度も行ったことが無い人、全く知らない人が構成の5割以上である。]

F数字の計算をしてもらえる。

[背景:学校に行った事が無い、行っても一年未満が構成の5割以上。10以上の足し算は不可能(人間は指が10本しか無い為)が構成の3割以上]

G昔、青龍会に助けてもらったのが縁で、“徳”を積もうと考えた。

[補記:泰王国に限って言えばGが多い、が展開地全域で見れば低くなる。構成員がこのGを表現する場合、タイ語でタンブーンの一言になる(仏教用語)。]

上記は、DATAS9調査では無く、各隊の報告や、私自身が見聞した現場の話である。

物事を読取る切口が違えば、話も180度変わる事を踏まえて認識してもらいたい。

これらが、今まで漠然としていた、日本青龍会と大陸側青龍会の温度差の根本である

以上に記した内容が、今後の青龍会を真剣に考える上での基礎となるので、当項に記した。

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(2)今後の日本国と東南亜細亜展開本部の関係上必要となってくる重要な要素。

→ 展開本部の不足部分で、日本側が最先端であり多量に存在する具体情報の供給

[具体例1]

自動車は日本国によって開発され、こちらの日本車市場は98%以上である。日本と違う点は、車は一度購入したら何十年も使用する。自動車輸入税が最大400%である背景もあるが、純粋に中古マンションより自動車の方が高いと言う価格現状もある。しかし、皆、考えられないような自動車好きで、家族総員借金をしてでも自動車を何十回ローンで購入する傾向である。

当然、高年式車も多く、沢山の消耗部品や交換部品が必要となる。この物資自体は、第3国の日本車メーカー部品工場から、日本国内仕様同等品が安価(日本価格の5割以下の価格)で供給されているため、日本から供給する必要は無い。

車の使用方法は、ピックアップ車で考えると、最大積載量650KGの車に、3000KG搭載し、時速150qで走行させる、といったものである。バスに改造した場合、後ろに40人以上乗せる。一人60sで計算しても2400sである。これら大陸側の使用に耐える車人気順位は、イスズ、三菱、日産である。首都圏を外した販売ランキングとも一致している。

さて、本題である必要な情報とは、壊れては交換し、又鉄を溶かして作り上げるといった作業が続く上で、この部品は何の意味があり当地鉄精度で考えた場合、どのくらいの鉄で作れば良いのか?、基準値ではなく限界耐久はどのくらいのものか?(車がバラバラになる一歩手前は?)、この部品の意味は何で、何処まで、変更しても車体に影響が無いか?といったような部類の情報である。

他には

@何故、ホンダ車の燃料系はすぐ壊れる?

Aホンダ車に三菱エンジンを搭載すると何故、燃料系がつまる?

B強力な手作りバンパーを溶接で取り付けるには、車体フレームが良いか、メーカー同様、車内を構成している鉄板部分に取り付けるべきか?(これでは鉄の固まりバンパーは直落ちるので車内用鉄板を強化してそこに取り付けるべきか?と言う意味)

C熱帯では何故新車でも燃料メーターとラジエターの湯温計がすぐ壊れる?どの自動車メーカーの部品と交換するのが一番強いか?

Dエンジンブレーキってどういう意味?

Eエンジン回転計の赤い部分は何?

F何故、ラジエターの中に石灰がたまり詰まるの?(一年に一回ラジエターの溶接ポイントを分解し、バラバラにして洗濯石鹸とワイヤーブラシで磨いてから再度組み立てて、再搭載工事を行っている。)この石灰不着物を防止する薬は見つけられないのか?

(これは展開本部の日常業務であり太田が見聞しているので、具体的話は本人より聴取して頂きたい。)  等など

書けばきりが無いが、これに順ずる、極めて具体的、映像的、計算的情報が不足している

絶対必要不可欠な部分でもある。

この点を考察する上で、識字率の問題から、紙資料を配布する行為は、台所の火点け用紙燃料を供給するに過ぎない点を頭に入れておいて頂きたい。多くの自動車メーカーが失敗している原因である。

DVD、VCDプレーヤーは驚くべき普及率であるため、必要とされる、自動車工場(コウバ)作業を撮影してのVCD製作は、有効である。大陸側でもメカドックはメカドックである。見れば解る。但し、こちらが要求する作業内容が、ほぼ、日本で行われない事が問題である。

旧ドラゴン自動車の営業範囲が100%の的中率である。

[具体例2]

コンピュータは、必要とされるセクションには行き届いており、此方側が生産工場国という事も有り、日本より安価に新品が供給されている。

中古に関しては、日本で価値が無い10年落ちが市場性を持っていることから高いと言える。しかし、日本からの中古コンピューター輸入は経済的メリットが低い。

中古であれ課税対象であることや、電圧を220v用に改造しなければ成らず、コストを要する。日本国内販売機種ここ4年間のものは、世界中の国に対応できる様、内部スイッチを変更するだけで使用できるため、今後の可能性があるが、青龍会本部で行う次元ではないと思う。

又、周辺機器に関しても日本より安価に販売されている為、十分と言える。

ソフトも違法ではあるがコピーが出回っている為に十分である。

しかし、各コンピューターと周辺機械との接続やシンクロ、ネットワーク接続、内部設定等は、システムエンジニアの職人的感に頼っている。つまりコンピューターを所有していても、何か問題があれば、本体からブラウン管、プリンターまでの一切数10sを背中に背負い、バイクで走り、お店にもって行き、修理、調整を行うのが通常である。つまりあまり、ひ弱な人間はコンピューターを触れない。

少なくても15s以上背負って走れなければ成らない。

日本と反対世界である。

コンピューター屋の従業員は超肉体労働のためボディービルダータイプである。

又、生産工場国である事を背景に、先進各国の基準品や言語が散乱し、整合性に欠けている。

つまり、今後、コンピューターのシステムエンジニアとまでは行かなくても、つぶしの利くコンピューター関係の人といった範囲の人材部門が必要となる。

現状でも、社会的にも組織的にも不足しており必要であるが、給与差の問題から日本人を此方側へというわけには行かない。

 青龍会の今後の展開を考える上で、最低限のコンピューターシステムは必要であるが、人材または技術が不足している点と、現状にあっていない点(S9は高度過ぎ、現場と合わない、潰しが効かない)は、今後策を講じなければ成らない点である。

簡単に言うと今後は高須が得意とする分野の技術と内容を日本側から遠隔で接続操作する技術が必要となる。技術者も同様である。(高須的エンジニア)

これは、NPO青龍会の仮面サークル団体を作り、高校生から大学生範囲の趣味人を集めることにより、極めて低コストで実現するとイメージしている。しかし私には具体案や実現事務を私自身が行う時間がない。そこでココの項に書かれているイメージを具体的にするには、どうするか、具体的案を会議の上まとめて欲しい。

サークル団体は、お楽しみ団体で良いが、収益が出た場合は、タイ、カンボジア国境の困窮児救済に役立てる、等というサブタイトルを設け、人材発掘の可能性を残した方が有益であると考える。

又、そのサークルに広い意味での映像部門を入れてもらいたい。

その映像部門をもって[具体例1]の問題解決が図れれば、12役となる。

つまりキーワードとして列記すると、

コンピューター、交流(含男女交流、国際男女交流)、インターネット、データーベース、コンピューター技術交流、ビデオ撮影、映像加工、画像加工、 (東南アジアの困窮救済〈貧困デハ無イ〉)等となる。

サークル団体名に関しては、青龍会としない方が色の無い人間を集められると推察する。

以上、作業開始されたく、報告を待つ。

又、初期の会議においては、馴染みの関係者となるであろうが、概要が見え始める段階、会合2回目以降なるべく早期に、努力し、新参加者を探し、加えるべきである。

日本に必要な事は“新しい風”と“新しい空気”である。

今の日々流れている空気を新鮮にしなくては成らない。

以上今後必要と成る具体例をあげればきりが無いが、これらの部分は日本人の本来の姿で、無理なく出来る範囲であり、此方側の強い要望のある部分であるから、日本の立場を強化する早道であると言える。

まず新たな形を創り、新たな人を集めてから、団体のイベント性をもち収益とすることが、日本国NPO青龍会の近道である。

新出発に際し、幹部精神、胆力が大切である。が、過剰な精神論は不要に願いたい。

精神論ばかりで、実現が伴わないのであれば、新活動は体力消耗に過ぎない。

“武士は食わねど高楊枝”と言うが、“武士は餓死て高楊枝”とは言わない。

つまり日本の武系精神論は、常に自身や家族の餓死を直視した理論では無い。

又、汚染水を飲めば数年で死ぬ、飲まなくては直ぐ死ぬ、という環境での理論でもない。

両手両足無く、顎の力のみで地べたを進み、生ゴミ置き場から流れ出る、生ゴミの汁を飲んで生き続ける環境でもない。(これら奇形人種の量産は、米国政府の戦略方針が元であることも忘れては成らない)



(2)今後のNPO青龍会に求めたい事

@横浜のシークレットバー Y に情報収集能力と連絡場所の機能を持たせてもらいたい。

詳細は直接の会合上述べるが、会合の席上Yで可能なイベントや新集客法(経費のかからない)を検討し、実行に移し、人の出入りが目立たぬよう下準備を行ってもらいたい。

又、現在の店舗のインターネット回線種別やプロバイダー、電話番号と電話設備、営業日、営業時間、スタッフ名とその関係、固定メニューと日替わりメニュー概要、入店可能人数、に関しての報告書をDATAS9まで送信して頂きたい。

加えて、昼間と夜間両方の、店舗周辺道路、店舗進入路、店舗前面、店舗内(照明状態(営業状態))の写真撮影を、成るべく詳細に行い、客の了解が取れるなら客の入ったショットも加え、

DAT_FULL (dat_full@yahoo.co.jp) へ全送信して頂きたい。S9と錯誤なきよう。

 ANPO青龍会の案内パンフレットの草案を作成していただきたい。

パンフレットはA4一枚に入るよう煮詰めて頂きたい。

パンフレットテスト刷後、過去議案である代表者問題、実稼動関係、等を話合う方が、良策である。

新幹部を受入れに関しては、平中氏、岡部氏、杉原氏の助言考査が要である。

以上ここまで記した内容につき今後会合を持つ場合は、常に、集まってから話すのでは無く、議案(決める具体的内容)を箇条書きにし、先に配布し、集合時点で既に各自各案が手元にある状態で、議事進行していただきたい。今までの集合してから話すのでは、ヨリアイの様であり、議事が要点か、宴会が要点か分からない。

更に、議事録係りを決め、詳細な議事録を作成して頂きたい

今まで多くの会合を行ったが、多くの場合その後の呑み会が原因と思われるが、話しただけで終わってしまう傾向があった。これでは、はじめから宴会だけ行った方が良いことになる。

これは、多くの日本人傾向であり、大陸側では「日本人の仲良しゴッコ」と呼称されている。

青龍会内で、この傾向は排除すべきである。

2】青龍会の亜細亜展開本部(新自由解放区)の現在

 最後に新自由解放区の現在を述べておく。

解放区では、大まかな測量が終わり、サイトの区分けに入っている。詳細な測量を随時おって行いたい方針であるが、現在中古のコンパス測量器でさえ入手出来ず、手作りの測量機材である為相当の誤差がある。

 外周道路はまだ泥道であるが、簡易工事が完了し、敷地外周約3000m (3km) である。

強化道路工事又は舗装道路に関しては砂、砂利の採掘地を買収してある為、自家産出可能であるが、これより雨季に入る為、年内は不可能である。又、重機稼動費が青龍会計算で日本の7倍に上るため、安易に開始できない。又雨季のスコールによる水没を回避する為、道は全長において水没しないレベルまで土盛りしなければ成らず、数万トンの石が必要である。

現在の計算では道路工事費2300万円程度と試算されている。

 解放区に接した公共貯水池権利買収が完了し、使用水に関して不足は無いが、透明な水と安定供給を手に入れるには、最低2箇所の深井戸が必要である。上空貯水タンクとパイプラインを含め1650万円が必要である。

現在の新自由解放区内貯水池は、日本の小学校の校庭程の面積であるが、深度が無く、更に掘削作業を行わなければ乾季に耐えることが出来ない。しかし、貯水池掘削はかなりの重労働であり、正に血が出る。

昨年、5km離れた別の所有地に30m四方の四角形を井戸が沸くまで掘り続けるという工事を行ったが、その深さは16mになり、更に13トンの石に10個以上ぶつかり、地上まで持ち上げる作業が困難を極めた。深くなれば巨大石にぶつかる。又露天掘りであり、ダイナマイト爆破は、作業員の生き埋め作業になってしまう為、不可能ではないが困難である。軍用破砕弾は岩石に対して有効ではなく弾の無駄である上、爆発せずに、付近の土に埋まった場合、採掘作業再開により、不発弾爆発の危険性が発生し、現実的でない。

此方側は弾や爆薬の精度が悪く、25発中2発以上の不発がある。今後の課題である。不発弾処理中の爆発事故も発生している。22口径弾暴発薬莢が親指爪の付け根に刺さった事故である。小口径であったため大事に至らなかったが、インドア抜き用ショットガン弾で発生した場合は、腕が吹き飛ぶ可能性がある。

新貯水池を造成する場合は、前回同様、構成員投入により、25000トン レベル750万円程度の経費で可能と考える。延べ投入員数は2600名程度である。

電力に関してはソーラー発電パネルの精度が極めて良い(非常に暑い環境との見方もある)

エアコンを使用しないのであればその他の家庭電力は居住区用小規模住居で試算すると、

118万円程度でソーラー発電パネル、大型バッテリー5基、屋内配線、ブレーカー等安全装置、コンセント、標準照明、扇風機の全てが設置可能である。(尚、メーカーは傘下企業であるので市場計算では無い)

又、発電パネル設備はコンパクト化に成功しており、極端な話、ピックアップ車の屋根に取り付け、走行中に家庭用電力を発電することさえ現状で可能である。

青龍会の各国境区域連絡事務所、移動型セーフティーベット、水上形施設の発電システムも同型である。

今後の基本電力はソーラー発電が最も良いと結論する。

但し、雨天が続いた場合、発電容量不足の恐れがある。此方側では、電力を節約するため(無電力でも無問題)問題はないが、老後永住者の受入れに際しては、安定供給が必要である。

その為、電力容量不足時対策として、小規模な燃料系発電設備は必要である。

300万円程度の資金で済む計算である。発電装置を青龍会工場で生産する為の資産。通常日本企業購入価格1000万円。

下水施設に関して。

下水施設は、一箇所に集約するより、各施設、建物毎の地下に建設した方が、処理能力が高く、建設費も安くなる。

但し大量に構成員を投入する人海戦術前提である為、全く、一般社会の計算で無い。

現在に至る全ての建物はこの作戦である。十分な試験を完了していると言える。

敷地に関して

熱帯では敷地をそのまま放置すると、土が岩石のようになり、更に2年程度でジャングルになってしまう。樹木の最大成長量は17mである。又、多くの樹木に鋭利な剃刀状又は針状のとげがあり伐採に際し、下手に作業すると人間が挽肉になる。よって、当面の間未使用範囲を畑、水田として維持する。

本年は1万坪以上の作付けが完了しているが、異常気象により、雨の降らない今時期にスコールが続きあちこちで洪水が発生している。しかし、新自由解放区では洪水時フロー水放水路の工事が完成しており、当地のみ、無被害である。設計施工チームの勝利と言えよう。(実際には指示錯誤によるフライング工事であった経緯があるが、今となっては天運である。怒らないでおいてよかった。後日酒を振舞おうと思う)

 畑を耕し、種を播くと言っても、なにぶんにも、50万平方メートルである。地平線に向かって種を播き続けていると自分が何処にいるのか解らなくなる。

通常の畑作業との相違点は、農作業時常にショットガンとライフルで武装している事ぐらいである。

警護の筈であるが、上空を旨そうな鳥が通過すると発砲し昼食のカレー材料を確保する為、うるさい。

考えてみると、肉を購入するより弾丸の方が安い。経済的な作戦である。よい。

しかし、これは、射撃精度前提の話である。2発で同コストとなる。

 イズレニシテモ重機1台、大型トラクター1台、土砂ダンプ1台の購入が必要である。現在は1台を除きレンタルである。しかし、此方は重機や大型トラクター(農耕車では無い)の価格が非常に高く、新車価格で11800万程度円である。中古で探し完全整備を行おうと考えている。

が、同節約しても1450万円程度必要である。3台で1300万円前後となる。

住居建設に関する概算

永住用住居1棟の建設費は、日本の標準建売住宅程度をイメージすると680万円程度の計算になる。

是は上記発電設備と下水処理設備と生活水道を含んだ計算である。確かに人件費は安く抑えられるが1棟毎のライフラインを建設しなければならないため、只その額面から見れば割安感は薄い。

この辺は十分な上記の説明資料により一般購入者には理解してもらえるものと推察する。

680万円に利益や土地代は入っていない。

この金額は設計方法や、使用建材の検討、工法の簡便化により低く抑えることが出来る。現在の工法、使用建材は、無意味にも概ね耐震構造であり、鉄筋コンクリート耐久125年で計算されている。

(当地に地震発生の歴史は無いが、天変地異を考えた。批判の対象である。スマン)

盗難事件について

新自由解放区内では、小さな盗難事件が連発している。犯人の顔や農耕車両も確認できている。

しかし、これは、当地より更に奥地の貧困地域の人が、その日の燃料用マキを手に入れようとしたり、食べれる樹木果樹や葉の採取を行ったり、野草の採取を行っているものであり、当地域では習慣的に許す事になっている為、一切の発砲、射殺を禁じている。この点は評判にも関わる点であり容認されたく願う。

しかし、極一部、商売的盗伐が発生しており、作業班が発見し追跡したが、敵側が逃走用バイクを用意していた為、徒歩追跡不可能であった。このエンジン式チェーンソーを持込んだ盗伐賊に対しては、確認の上、射殺を許可している。当然であるが国内法上の問題は無い。

ライフル及びショットガン等は当局の警備許可を受けた合法銃火器である。

弾丸、弾薬の保管、所持許可も正規取得している。

今後商業価値の高い農業生産物が増加する為、強度のセキュリティーが必要不可欠である。

凶悪犯罪は派生していないが、どうしても、“収穫丸ごと盗む”的泥棒は何処でも存在する。

“あの区域はヤバイ”評判や噂が、最も有効な防衛手段である。

よって今後、合法銃の装備を増強し、ショットガンを背負い種まき、のイメージを定着させていく方針とする。実際には土が銃口から入り発砲時、危険な為、銃口に靴下を履かせなければ成らず、かっこ悪いのであくまでイメージ作戦である。

その為、訓練生の実弾射撃を地ごしらえ、種まき、施肥、と同時に行っている。

農作業班から、頭上をバンバン実弾が飛び交うので危険であるとの戯言が聞こえる。

無視する事にした。

何故なら、私は主作業班の畑耕し係、種まき係りとしての立場がある。

一人二役である。

私がその現場に居るから、文句は言えないはずである。

私は、全く怖くない、、、、、と発言している。

早期、実弾射撃訓練区域の建設開始が何よりの急務と考える今日この頃である。

私が身内の発射した流れ弾に倒れない内に、日本側NPO青龍会に努力、精進して頂きたい。

以上にて、記述を終了する。

農業従事者兼

青龍会 三代目総長 高